Oculus RiftとHTC Viveの特徴、スペックの違いを比較|どっちが自分向き?

こんにちは、VRに絶賛どハマり中の@あかしぃです。

Oculus RiftとHTC VIveって何が違うの? どっちを買うのが正解なの?って思っている人、結構いると思います。

そこで、両者の特徴(価格やスペックなど)を比較してみました。購入前の参考にどうぞ。



Oculus RiftとHTC Viveの同じところ

まず、Oculus RiftとHTC Viveの同じところについて解説します。ザッと箇条書きにするとこんな感じかな。

Oculus RiftとHTC Viveの似ている点
・ともにハイエンド帯のVR機器である

・ルームスケールが可能

・解像度や視野角のスペックは同じ

それぞれ詳しく解説していきます。

ともにハイエンド帯のVR機器である

Oculus RiftとHTC Viveの比較写真

VR機器と一言に言っても、販売されている種類は豊富です。たとえば、2,000円くらいのスマホ向けのVRヘッドセットもVR機器ですし、最近話題の「Oculus Go」もそうです。

それらのVR機器の中でも、Oculus RiftとHTC Viveはハイエンドモデルと呼ばれます。つまり、一番性能は良いけれど、価格もそれ相応ということ。

今のところ、ハイエンドモデルはOculus RiftとHTC Viveの2種類しかないので、この2つが比較にあげられることが多い、というわけです。

MEMO
もう一つ、「Windows Mixed Reality」というマイクロソフト社が開発、販売しているハイエンドモデルがあります。

ただ、こちらは利用できるコンテンツの数が上記の2つに遠く及ばないこともあり、比較対象にならないことが多いです。

ルームスケールが可能

ルームスケールのイメージ図

あまり聞きなれない言葉だと思いますが、簡単に説明すると、VR空間内で自由に動くことができるよ、ということです。

スマホ向けVRヘッドセットや、Oculus Goにはルームスケール機能はありません。頭の傾きや向いている方向は感知してくれますが、VR空間を自分の足で歩くことはできないんです。

Oculus RiftやHTC Viveはルームスケールが可能なモデルで、頭の動きだけでなく、体の前後左右の動きも感知して反映してくれます。下のツイートのgifを再生してみると、さらにイメージしやすくなるはず。

ただ、ルームスケールを楽しむには、ある程度の部屋の広さが必要になります。どのくらいのスペースが必要なのかは、以下のページで解説しているので参考にどうぞ。

解像度や画質、視野角のスペックは同じ

解像度は、映像をどれだけ綺麗に描画できるかの指標です。要は「画質」ですね。具体的にはこんな感じ。解像度が高いほど、映像は綺麗に見えます。

解像度が高い画像と低い画像の比較図

視野角は、ヘッドセットを装着したときにどの角度まで視界が広がっているかの指標です。狭いよりは広いほうがいい・・・はず。

Oculus RiftやHTC Viveは、これらのスペックが全く同じになっています。また、リフレッシュレートやディスプレイの素材といったスペックも同じ。つまり、機器のスペック的には非常に似ているということです。

 Oculus RiftHTC Vive
解像度2160 × 12002160 × 1200
視野角110度110度
リフレッシュレート90Hz90Hz
ディスプレイ有機EL有機EL

では、実際に体験してみてどうだったか、ですが、簡単に解説するとこんな感じ。

Oculus Rift:全体的に高解像度

HTC Vive:視野の中央部分が超高解像度。それ以外は中解像度

HTC Viveは人間の視界に近づけるように工夫しているそうで、このような仕組みになっているとのこと。

ただ、個人的にはまんべんなく高解像度のOculus Riftのほうが見やすいかな、といった印象です。

Oculus RiftとHTC Viveの異なる点、違いを比較

それではOculus RiftとHTC Viveは何が違うのか・・・という点ですが、こちらも箇条書きにしてみました。

Oculus RiftとHTC Viveの異なる点
・販売価格が2万円ほど違う

・トラッキングセンサーのタイプ、設置方法

・ヘッドセットやコントローラーの形状

・利用できるコンテンツの種類

・入手のしやすさ

これらについても詳しく解説していきますね。

販売価格の違い

2018年6月現在、Oculus RiftとHTC Viveの販売価格は以下のようになっています。

 Oculus RiftHTC Vive
価格50,000円(税込)69,390円(税込)

Oculus Riftのほうが2万円ほど安いですね。なので、なるべく低予算でハイクオリティなVRを楽しみたい!という人には、Oculus Riftのほうがおすすめです。

また、価格は年々低下傾向にあります。Oculus Riftはもともとコントローラー込みで10万円前後の販売価格でしたが、この1、2年で半額程度まで安くなりました。HTC Viveも同じく安くなりつつあります。来年にはもっと安く買えるかも・・・?

ただ、Oculus RiftとHTC Viveを動作させるにはハイスペックパソコンが必要な点に注意です。必要なスペックはこんな感じ。

 Oculus RiftHTC Vive
GPUNVIDIA GTX 1060 /
AMD Radeon RX 480以上
NVIDIA GTX 970 /
AMD Radeon R9 290以上
CPUIntel i5-4590 /
AMD Ryzen 5 1500X以上
Intel Core i5-4590 /
AMD FX 8350 以上
メモリ8GB以上4GB以上
ビデオ出力HDMI 1.3互換ビデオ出力HDMI 1.4、
DisplayPort 1.2 以降
USBポートUSB 3.0ポートx3、
USB 2.0ポートx1
USB 2.0 以上x1
OSWindows 7 SP1 64ビット以降Windows 7 SP1、
Windows 8.1 以降、
Windows 10

パソコンに詳しくないと「なにかの暗号かな?」という気持ちになりますが、最低でも10万円以上のゲーミングパソコンが必要になると考えておけばOK。

なので、ヘッドセット本体と合わせて15万円以上の予算が必要になります。

トラッキングセンサーのタイプ、設置方法

Oculus RiftセンサーとHTC Viveセンサーの比較図
Oculus RiftやHTC Viveでルームスケールを実現するには、部屋に「トラッキングセンサー」を2個設置する必要があります。センサー自体は付属品としてついてくるので、別途購入しなくてもOKです。

Oculus RiftとHTC Viveではセンサーの形状や設置方法が大きく異なります。表にまとめるとこんな感じ。

 Oculus RiftHTC Vive
パソコンとの接続無(コンセントに直接接続)
設置方法机や台の上に置くだけ天井付近に固定

Oculus Riftのセンサーは、パソコンに接続することで動作します。そのため、Oculus Rift本体と合わせてUSBポートが3個以上必要になります。

とはいえ、ゲーミングパソコンなら3個以上のUSBポートは確保できるでしょうから、そこまで問題にはなりません。

Oculus Riftセンサーは多くのポートを占領するぶん、設置が簡単なのがメリット。こんな風に、ある程度の距離(1m以上、2m未満)を確保して机や台の上に置くだけです。

Oculus Riftのセンサーの配置例

一方、HTC Viveのセンサーは「ベースステーション」と呼ばれ、パソコンに接続する必要はなく、コンセントに直接挿すタイプ。なので、パソコン側のUSBポートはHTC Vive本体分の1つだけあればOKです。

こちらのほうが便利そうに思えますが、設置が大変なのが大きなデメリット。Oculus Riftセンサーのように「机の上に置いておしまい!」とはいかず、天井付近に、かつ対角線上に下を向けて固定する必要があります。

HTC Viveのセンサーの配置例

壁に穴を空けて固定・・・できれば簡単なんでしょうが、そういうわけにもいかない人も多いはず。その場合は、三脚を使う、カーテンレールをちょっと改造するなど、創意工夫を求められます。

センサー関連では、Oculus Riftのほうが便利だと言えるでしょう。ただ、HTC Viveは設置の苦労が大きいぶん、ルームスケールの対応範囲が広いというメリットがあります(3.5m × 3.5mに対応)。

とはいえ、一般家庭で3m × 3m程度の自由空間を作るのはかなり厳しいので、結局はOculus Riftほどのルームスケールで十分・・・という感じにはなります。

MEMO
どちらもデフォルトでセンサーが2個付属してきますが、1つ追加購入して3個設置にすることで、ルームスケールの対応範囲をさらに広くできます。

ヘッドセットやコントローラーの形状

どちらも「頭に被って装着する」という点は同じです。その上で違いを感じたのは以下の2つ。

ヘッドセットの形状の違い
・Oculus Riftのほうが鼻下の隙間が広い

・Oculus Riftはメガネをつけての装着は厳しい

Oculus Riftのほうが外国人向けの設計というか、鼻周辺の隙間が大きく取られている感じがします。

なので、日本人が装着すると隙間から光が入ってきて没入感が落ちるというデメリットが・・・。今の立ち位置を確認できることで、壁や家具と激突しにくくなるとポジティブに考えることもできますけどね。

また、Oculus Riftはメガネをつけたままの装着は厳しいです。メガネ族はなんらかの対策を考える必要があります。自分はコンタクトレンズを購入しました。

HTC Viveのほうが余裕はあるので、どうしてもメガネをつけたままVRをしたい!というならHTC Vive一択になるかもしれません。頭とメガネの形状によってはHTC Viveでも厳しい可能性はありますが。

もう一つ、Oculus RiftとHTC Viveではコントローラーの形状が大きく異なります。写真で見ると一目瞭然。

Oculus RiftコントローラーとHTC Viveコントローラーの比較図

Oculus Rift用コントローラー(Oculus Touch)は、VR空間内で「握る」というアクションが直感的にできるように設計されています。

対して、HTC Vive用コントローラーはスティック状で、「物を振る」というアクションはこちらのほうが直感的と言えます。

ただ、どちらのほうが優れているとかはなく、結局は慣れの問題だと思います。コントローラーの形状の良し悪しで比較するのは無意味かなぁと。

利用できるコンテンツの種類、互換性

Oculus RiftとHTC Viveでは利用できるゲームプラットフォームが異なります。具体的には以下。

Oculus Rift: Oculus StoreとSteam VR

HTC Vive: Steam VR

これを見ると、両方に対応しているOculus Riftに対応しているOculus Riftのほうがお得じゃん!と思うかもしれませんが、実は対応ソフトの数が異なります。(2018年12月時点)

 対応ソフトの数
Oculus Rift2500本
HTC Vive3800本

ただ、これはSteam VR内での対応ソフトの数であり、Oculus Storeを加味するとあまり数は変わらないと思います。

結局どっちがいいの?ということですが、結論としてはどっちでもあまり変わりません。

というのも、有名なソフトは両方に対応していることが多いため。よほどのゲーム廃人か、クソゲーマニアでもない限り、対応ソフトの数を気にする必要はないはずです。

ただ、Oculus Storeで購入したソフトは、HTC Viveではプレイできないことに注意です。互換性がないということですね。

一つ注目したいのが、HTC Viveは「Viveport」という独自プラットフォームで月額制サービスを導入している点。月額1,000円で、Viveportで配信されているゲーム、コンテンツを毎月5本までプレイできます。

Viveportのサブスクリプションサービスの概要図

2018年12月時点で500本程度と、まだまだ配信タイトル数が少ないのがネックですが、これから期待できるサービスであることには間違いありません。

入手のしやすさ

2018年半ばごろまで、HTC Viveはかなりの品薄状態で注文から入手まで2ヶ月ほどかかる状況でしたが、現在は解消されています。

Oculus Riftもほぼいつでも入手できる状態なので、ここまでの解説を読んで自分に合いそうなほうを選ぶといいですよ。

結局どっちがおすすめ?

個人的なおすすめとしてはOculus Riftです。その理由として、

  • 単純にOculus Riftのほうが2万円ほど安い
  • センサーなどのセットアップが比較的楽
  • 視野がまんべんなく高解像度で、誰が体験しても違和感が少ない

などがあります。

Oculus Rift、HTC ViveともにAmazonからも購入できるので、ぜひポチッてVRの素晴らしさを体験してみてくださいね。

Oculus Riftをお得に購入する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ

スペック的にはそこまで差はないので、どちらを買ってもとくに後悔はしないはずです。

都市部であれば体験会をやっている店舗もいくつかあるので、一度体験してみてから購入するほうを決める、というのもアリかもしれませんね。

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